詰まった!!
僕の窮屈な頭蓋骨の中身。
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亀の甲3
降りていくと、だんだん暖かくなってきた。
4人は緊張や疲れで、感じてはいなかったが。

坂道はだんだん急になっていく。
ついにはロープを両手でつかまなければ降りていくことはできなくなった。
2番手は松明を持っていたため、片手しかロープをつかむことができず、松明を落としてしまった。

「わあっ」
「おい!」
「これじゃあ真っ暗だ!」
「いや、まって、わずかに光があるわ!」
「え?」

確かに奥から光が見えている。
さらに奥へ行くと、急に床が無くなった。
不意をつかれた一番手がロープから手を離して落ちてしまった。

ドン!

「痛たた!」

「おいっ、大丈夫か!」

「大丈夫だ!それよりも、ここには太陽がさしこんでいるぞ!それにずいぶん暖かい!」

「どうなってるんだ?」
「私たちも行きましょう」

4人が降り立った場所は、直径20mほどの円形の部屋。
斜め上に開いている窓から太陽はみえた。4人がやってきた、天井の穴は床から3mと少しくらい離れている。
下には草が生えていた。

ぽろっ

ロープの切れ端が落ちてきた。
「おいっ、ロープが切れたぞ!」
「なんだって!」
「ということは私たちはもう戻れないの?」
「なんとか脱出方法を考えるんだ!」

4人は部屋を探索した。
「おいっ!死骸だ!」
「例の3人のか!」
「3人というか、2人しか居ないが」
「あと1人は?」
「見当たらないみたい」

部屋の中にはほかに何もなかった。
じゅうたんのように敷かれた植物と2本の苺の木以外は。
死骸は半分ミイラ化していた。

「3人で土台を作れば、一人は外に出られるね」
「そうだけど、後の3人はどうするんだ?」
「下からちょっと土台を作って上から引っ張りあげればいいだろう」
「すると最後の1人が」
「ロープを持ってきて、引っ張りあげればいいんじゃない?」
「それもそうか」

「誰が先に出る?」
「一番背の低い人がいいんじゃないかしら?」
少女が言った。
「一番背の低い人は・・・」
「あんただね」
少女が指された。

「一番力の強い人が良いんじゃないかな」
降りてくるときの2番手が言った。
「一番力があるのはあんただろうね」
2番手が指された。

「言い合ってもしょうがない、まずお前があがってくれ」
2番手が一番先に脱出することになった。

それはスムーズにいった。

「だめだ、ここに足場が無い!これじゃあ引っ張りあげられない!」
「どうにかならないの?」
「無理だ、急な坂で体勢を保っているので精一杯だ!」
「じゃあ、ロープを持ってきてよ」
「それより、そこにロープあるんでしょ?」
「無い・・・」
「えっ?」
「無いってどういうこと?」
「ここにロープは無い・・・無くなってる」
「じゃあ、持ってきてよ」
「どこから?」
「荷物にもうロープは無いし・・・君の家から」
「うん、そうする」
2番手は上に上がっていった。

「ロープが無くなってるっておかしいと思わない?」
「うん」
「まあ待つことにしよう」


待つこと2時間、まだ2番手は戻ってこない。


<<続くといいなぁ>>
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