詰まった!!
僕の窮屈な頭蓋骨の中身。
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フランス・・・アラビア
前回続くとかいて続きません。

12/4~12/9に、フランスのパリへ旅行へ行ってきました。
目的はフランスのコンセルヴァトワールとはどんなところぞ、という事だったのですが、結論からいうと、その目的はほとんど果たせませんでした。しかし、奇想天外な旅行に、世界観を大きく改められて良かったと思います。

あえて時間系列に従わずに書いてみます。というのも、あまりにも自分にとってショックだったことがあり、それを伝えたいからです。

それは、帰りの飛行機の乗り継ぎをドーハで行ったときのことでした。
実はアラビア語をちょっとだけかじったことがあって、今はもうほとんど忘れていますが、挨拶くらいは覚えていました。これをちょっと試してみようと思い立ち、受付の人に、
「アッサラームアライクム(あなたの上に平和がありますように)」と話してみると、彼女はすごく喜んでくれて、笑顔と共にアラビア語を勉強したの?と言いました。通じることはわかったし喜んでくれたので、
飛行機までのバスの入り口で案内しているお姉さんに、「アッサラームアライクム」と言うと、今まで淡々と案内していたお姉さんがいきなりぱっと明るくなって笑顔を返してくれました。
飛行機はカタール航空で、客室乗務員にカタール人が何人かいたのですが、お兄さんに「アッサラームアライクム」というと、「ワアライクムッサラーム!Very Good!」と返してくれました。
全ての人が、僕の人生の中で最高とも思えるような明るい笑顔をこんな一旅人に返してくれたかと思うと、感激しました。このときの笑顔は本当に明るくて、豊かで、喜びと驚きがこもっていて、心が打ち解けたような笑顔だったのです。

フランスでもそうだったのですが・・・、英語はものすごく強くて、大体通じます。しかし、まず観光客は勉強しないような言語、フランス語ならともかくアラビア語は、彼らにとって道具のようなものではなく、彼らのうちにしっかりと入り込んだその人間の一部であるのだ、ということを深く感じました。
それとともに、日本人に日本語で「こんにちは」とか「ありがとう」とか外国人が言ったとき、ここまで明るく受け入れることができるだろうか、と思います。
実際に僕がフランスに付いたとき、入国審査のフランス人が「ありがとう」と言ったのですが、それに対して相手に心を許したか、嬉しさを感じたか、というと、それほどでもなかったように思います。少なくとも、アラビア語で話したあの受付の方達よりは、悲しいほど無愛想だったと思うのです。

もちろん、立場は全く違い、相手はサービスが仕事ですから、彼らが笑顔だったからといって全てのアラビア語圏の方達がこのように打ち解けてくれるとは限りませんが、少なくとも日本の反応とは違うように思い、感動したのと同時に、挨拶の素晴らしさに気付くことが人生にどれほどの喜びを与えるのか、ということに気づかされました。

本当に感動したこと・・・初めて世界に出て、最もショックで感動したことが、このことでした。



当のフランスは、語学がどこまで通じるかの挑戦、文化の体験、どこまで出来るか、という意気込みで臨みました。
フランス語の始まりは、ホテルのチェックインでのBonjour、だったように記憶しています。
相手は東洋人だとわかると英語で話してきますが、なるべくフランス語で貫こうと思っていました。
部屋について、ティッシュがなかったので、貰いに行こうとしたときが、二回目のフランス語だったと思います。
Vous avez des clinexs?と聞いたと思います。これは通じて、探してくれたのですが、無くて、トイレから持っていってくれ、と言われました。なんとか手に入れることができました。
町に出るために地下鉄に乗るのですが切符の買い方がわからなくて、駅員に聞こうとしました。しかし取り込み中で、そのうちになんとか切符の買い方がわかってそこでフランス語は話しませんでした。
次なるフランス語は、町の売店で地図を買うために、Vous avez des cartes?と聞いたことです。
あまり通じなくて、Planのことか、といわれてOui、といったら初めて案内してくれました。
なかなか難しいものです。
レストランでの夕食もフランス語でなんとか頑張ったのですが、メニューが読めないのが難しいですね。
適当に頼んで、素晴らしく美味しいものが出てきたのでよかったと思います。
会計をどうやるのかわからなかったので、辞書を見て、L'addition s'il vous plaît.といったら、l'addition?と綺麗な発音で聞き返されましたが、なんとか通じてよかったと思います。なかなか会計はしてくれませんでしたが。
2日めは、なかなかハードな日で、ラファイエット通りの道端で道を聞かれたのですが、相手は地図を出してくれ、といって、相手は地図を広げていまどこなのか、としつこく聞いてきました。なぜ東洋人の私達に?と思ったのですが、なんとか応対していると、ポーチに違和感を感じました。危険を察知して離れると、今度は家族に電話したいので2ユーロを1ユーロに両替してくれと言います。財布を出したくなかったので、Je n'ai pas ça!と怒鳴ったのですが、相手はしつこく10ユーロを5ユーロに替えてくれ、などというので、何度もNon!と繰り返し、ようやく相手はあきらめていきました。おそらくスリだっただろう、などと思っていると、前から女性がやってきて、警察手帳と拳銃を魅せて、私は警察だ!早く財布とパスポートを見せろ!と怒鳴ってきます。
Non!と繰り返して、相手は拳銃をさらに見せてVite!などと叫ぶので、もはや緊張の極限状態です。
Non,pour sécurité!Je doute.(出さない、安全のために!私は疑っている)とか言って相手は迫ってくるので、走って逃げると、向かい側から別の警官が来て挟み撃ちにあいました。彼は英語とフランス語と両方の言語で、さっきスリに会ってなにも盗まれなかったか、という話だとわかって、僕は財布とパスポートを触覚で確認したあと、C'est OK, excusez-moi.(大丈夫です、(疑って)ごめんなさい)と繰り返しました。
結局財布もパスポートも出さずに無事に切り抜けました。
緊張がおさまらないので、デパートに入ったのですが、なかなか緊張が解けず、外に出ると、署名してくれと迫るオバサンが!
Non! Je refuse!(いいえ、断ります!)と言ってもしつこいので、ここも走って逃げました。

歩いてルーヴル美術館の傍の橋を渡ろうとすると、今度は子供たちが署名してくれ、としつこく迫ってきます。
Non! Je refuse!とここも叫んで走って切り抜けようとしたのですが、友達が無視して歩いていたので振り向くとまだ子供は迫ってきます。
橋の真ん中で子供はあきらめましたが、友達のポーチのチャックは開けられていました。
午後も歩いているとワイン店を見つけたので入ってみていると、情報いりますか?と店員に話しかけられたので、Quel est votre vin préféré?(どのワインがあなたのお気に入りですか?)と聞くと、私はワインを全く飲まない、とか言うので、あきらめて店を出ました。逆にカフェで
Quel est votre pizza préférée?と聞いたときはお勧めのピザを教えてくれました。これが正しい聞き方かどうかは知らないのですが・・・。
帰りに髭剃りを持ってきてないことに気づき、買おうとしたのですがみつからなかくて、そのときに辞書で調べて、Vous avez des rasoirs?と聞いたら、案内してくれて、刃が1つと2つの説明を受けつつ(見ればわかる)無事に買うことができました。(使ったら血だらけになったが)

3日目は一人で旅。電車の中では知らない人同士は喋っているし、こっちが視線を送ると微笑み返してくれます。コンセルヴァトワールに行ったのですが、あまり収穫もなく、教えてくれた楽譜店があるローマ通りへ。その途中、どうやって目的駅に行けばわからなかったので、隣に座った美人なお姉さんに(フランス人は美人率が高い。本当にびっくりする)、Comment vais-je à Saint Lazard?(どうやってサンラザールに行きますか)と聞きましたが・・・、正しい文法が見当たらず、言い直しも何回かして、結局よくわからなかったのですが、親切に教えてくれました。RERに乗れば良いと何度も行ってくれたのですが、FFに聞こえて(Rの発音は日本人にはエーフに聞こえる。Eはウ、早いので、エフエフと聞こえてしまう)なかなか理解できなかったのですが、乗り換え駅ちょうどに理解して、Merci,madame!Bonne journée!(ありがとう!良い一日を!)といって乗り換えました。その通りに乗り換えれば迷いましたが、何とか付きました。
行きたかった店は閉まってましたが、いろいろ収穫があって、雨が降ってきたので、お昼ご飯にカフェに。
2時間くらい時間をつぶして、なかなか美味しい昼食を頂き、ポンピドーセンターへ行って、チケットがよくわからなかったので、Où est-ce que je peux acheter un billet?(どこでチケットを買うことができますか?)と聞いたらぶっきらぼうに教えてくれました。
美術館などを見て、面白いのが多くて感動して帰ってきました。この日はとても歩き回り続けました。
途中で寄ったチョコ屋で、Jusqu'à quel jour est-ce qu'on dois les consommer?(いつまでにこのチョコを消費しなければいけませんか?=賞味期限はいつですか?)と聞いたのですが、これが正しいフランス語である自信はまったく無いとともに、なかなか通じませんでしたが、教えてくれました。おそらく今回のフランス旅行でもっとも難しい文章だったと思います。

4日目は早いうちにバスにのって空港へ行き、水とかを買ってのんびりしていたので、あまりフランス語は使いませんでしたが、帰りの飛行機の中で、チュニジア人と名乗る人とフランス語で長い間喋ってました。
ドーハ―大阪間だったので、ここでフランス語を喋ることになるとは思いもしませんでしたが・・・。
彼は傍若無人、大胆不敵、自分勝手な方で、枕を3つ頼んだり、隣の乗客にもたれかかったり(僕と僕の友人だが)、降りるときの荷物を人の膝の上に勝手に置いたり(まあこれも友人だが)。日本は大好きらしいのですが、なかなかフランス語は通じません。というのもリエゾンすると全く聞き取ってくれないのです。20 eurosといったときに、Vingt euroのtを僕は発音する癖があるのですが、これが何度言っても通じず、tを発音しないで言ってみると通じました。これは不思議な体験でした。思い返すと、リエゾンすると通じにくくなるようです。

日本に帰ると、周りがみんな日本語喋ってるのに違和感。人とぶつかりそうになると、Pardon!という癖もいつのまにか付いていて、すみませんに戻すのに2人分くらいかかりました。
どちらにしろ、ほとんど通じないことは無く、買い物に不自由するレベルではありませんでしたが、警察に突然脅されてもしっかり意思疎通できるレベルになりたいと深く思った次第でした。特に聞き取りは難しいですね。

感想としては、三大重要語があるとすれば
S'il vous plaît.(「お願いします」欲しい物や、やって欲しいことがあれば、それさえ相手に提示できればこの言葉だけでお願いできる)
Pardon.(「すみません」ぶつかったときや、呼びかけるとき、聞き返すときなど、汎用性が非常に高く、また相手に悪い心証を与えない)
Non!(「いいえ」逃げられる)
で、これさえあれば生きていけるような気がしました。
あと、店に入ったときに、Bonjour!と言うのはいい習慣ですね。
買い物が終わったあとに、Merci,Mousieur(Madame)!Au revoir! Bonne journée!と挨拶するのもいい習慣だなあ、と思いました。(前のフランス人とかを見ていて真似してました)


おまけ
赤信号を待っていると、警備員にAllez-y!(いきなさい)と言われました。見るとほとんど誰も信号を守ってない上に、信号は前触れなく赤に変わると同時に反対側の信号が青になります。
赤信号は危険だったら止まったほうが良い
青信号は安全度は高い
くらいの意味しか持って無くて、車も人も、自分の判断で安全を守る、ということが前提なんだなと思いました。運転も荒いしクラクションは鳴らすし、駐車はひどいし。

結論
日本はマナーやルールによって守られている一方、それに甘えて不自由なく生きていくことができるので、生きることへの必死さや人間との心の通じ合いが少ない。清潔で規律正しくても、冷たい国だな、と思った。
ただ、マナーを守れない日本人は、唯一の、最大の利点すら捨てているので救いようが無い。
まさに他人の振り見て我が振り直せで、日本の悪さが浮き出た旅だった。
フランスは汚いし貧困層は多いし、治安も悪いし、なにより臭いが(人糞とも犬糞ともわからないようなのが道によく転がってる)、治安の悪さは生きることへの必死さの表れだし、人との心のつながりがまだ生きている国でとてもよかった。
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