詰まった!!
僕の窮屈な頭蓋骨の中身。
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鬼か?これは・・・
アルカンのOp.39-No.12「イソップの饗宴」を弾いてみようと思い立ちました。

この曲は間違いなく、人類の芸術の中で最高峰で、音楽の表現を限界まで極めた、完璧な作品であります。(大げさ)
大ソナタを宇宙的大事件だと評した人がいますが、大ソナタが宇宙的大事件であるなら、イソップの饗宴は宇宙のランドスケープの大事件であります。

ところで、私は今まで、弾こうと本気で思った曲を練習し始めた場合、たいていは弾けるようになります。(完璧とは言わなくても)

しかしこの曲は恐るべきむつかしさを誇ります。
おそらく、曲としてスムーズに流れるまでに一ヶ月くらいかかりそうな、そんな難しい曲です。

変奏曲なので、途中から練習というのがすごく楽にできるのが救いです。

テーマ
この部分はそこまで難しくありません。3和音をきっちり出すのもそう難しいことではありません。


音をしっかり確かめれば簡単なものです。


4小節目の6連符と下の左手を合わせながら、テンポを変えないのは結構難しい。最後の小節の6連符を綺麗に引くのも難しい
あとは6連符の一番始めの音は前打音にならずに注意。


私の場合、指が届かないので、左手で右手の部分をとらなくてはいけない部分があります。
怪しい感じの部分ですが、それらしく弾くのは結構難しいです。
5小節目、Sempreと書いてありますが、謎です。


リズムを変えないように弾くことだけ心がければ簡単だと思います。
でもオクターブのレガードは結構難しいです。


全体的にそこまで難しいこともありません。音も取りやすいです。


trをすばやく弾けるようになりたいものです。


一番初めの鬼部分。左手の和音が離れてアルペジオになっていたり、普段は使わない和音がたくさん出てきたりしているのに、右手の速い動きはなかなか鬼です。でも、2時間集中練習でだいぶ弾けるようになりました。


左手を綺麗に弾ければ簡単です。


綺麗に弾くのは難しいです。大ソナタ3楽章の中間部ばりの難しさです。


Ⅸにくらべれば簡単。綺麗に弾くのは難しい

XI
連続する三度が右手にも左手にも続き、難しい上、後半6度の連続も難しいです。

XII
頭を整理すれば簡単。右手と左手のクロスリズムも難しくはないが、指が届かずアルペジオになってしまうと難しい。
やはり、9度は届かないと。

XⅢ
正確に弾くのは異常に難しい。なぜなら正確に弾かなくてもそれらしく聞こえるくらい、いりこんでるから。
ただし、後半は間違えては絶対にいけないでしょう。

XⅣ
結構速いですが、まあ、苦労することは無いでしょう。ただ、次に続くときにテンポが変わると情けないのですが、次が鬼です。

XV
2回目の鬼部分。左手を正確にならしつつ、右手も正確に鳴らすのは名人芸です。ここまでくると、クロスリズムはまったく気になりません。

XⅥ
三度を綺麗に鳴らせれば簡単です。

XⅦ
速度を変えずに弾くのは鬼。でもチェルニーと大して変わらない感じもするので、難しい中では難しくない。

XⅧ
左手が倍速になるだけで、難易度は相当上がります。
かたてずつの練習で慣れればすぐに弾けるようになるとは思います。

XⅨ
3つ目の鬼。正確な打鍵は難しいです。とくに左手。
まあ、間違っても、ばれませんけど。とくに左手の内声をとっても多分ばれませんけど。
ピアニストによって、ペダルを踏みっぱなし、一塊ずつペダル、まったく踏まないといろいろです。
ジャックギボンズの踏みっぱなしは結構お気に入りですが、違和感なく聞こえるのは、アムランの一塊ずつのペダルでしょう。

XX
見た目以上に難しい正確な打鍵。
スタッカートではなく、32分音符で書いてるあたり、相当きつく跳ねなければいけない気がします。sfzでなく、fffで書いてるあたりも相当執念を感じます。
テンポを変えずに、相当きつく跳ねてくれる演奏がいいと思うのですが、そのような弾き方をしているピアニストは私の知る限りではいません。

XXI
スピード感ある弾き方ができるようになりたいものです。
アムランの演奏は神です。XⅣとは明確に区別をつけなければなりません。
楽器が変わったような区別です。

XXII
XXIとスピードを変えずに、音質も変えずに、つなげなければならないのに、左手の装飾音がいろんなところに出てくるので、非常に迷惑です。
前衛音楽的な7小節目で止まったりしてはいけないので、相当の練習が必要でしょう。

XXⅢ
一休み。相当楽。
指番号が面白いことになってますが、守るとなるほど納得です。

XXⅣ
これも楽。
後半の左手のトレモロの回数を間違えたりしなければ。

XXV
(始めの8小節)
始めの部分。相当難しいですが、XVに比べればそうでもありません。
弾きやすく作られています。

(9~24小節)
前の8小節よりもレベルアップしていますが、まあ、難しいですけど、そこまで難しくはありません。

(25~28小節)
簡単です。


(29~36小節)
だんだん手が広がっているのですが、まあ、Ⅹと同じくらいでそこまで難しくはないです。

(37~46小節)
クライマックスで恐ろしく難しい。
アムランの速さは一種の限界であり必須の速さでもあるような気がします。
譜読みは終わったのですが、両手両方正確な打弦は相当難しいです。

(47~62小節)
第二段のクライマックスへ向けての上昇。
+Iの9の和音が出てくるところがありまして指が届かないんですが、アルペジオにしては効果が落ちるし、そもそもする時間がないし。
まあ、それ以前にこの和音軍は鬼。3以上の和音がここから最後にかけて、249個続くんです。しかもそのほとんどは4和音です。左手を見てみれば、はじめは2~3和音ですが、5和音が常習化してきます。
恐ろしいですね。

(63~70小節)
問答無用の難しさ。でも37~46小節までとおなじむつかしさのはずなので、まあ不可能ではないでしょう。

(71~79小節)
終わりに向けて沈静化していく場面。
ここで、一番最後の小節、余韻を全て打ち砕く一撃が入っています。
この終わり方がアルカンがもっとも好んでいた終わり方であり、場違いな場所にもいろいろ入っています。
まるで悪魔の一撃のような感じです。
たとえば、ソナチネ、Op.63-No.48(夢の中で)、Op.39-No.9などです。
どうも余韻を打ち壊すような感じがありますが、おそらく開き直って、思いっきりスタッカートをかけて、思いっきりsfzをかけて全身をこめて一撃を打ち下ろすのがいいのでしょう。
しかし、アルカンはここに罠を仕掛けています。
ちょこっとかいてある、装飾音。これが鬼。
これのせいで、17度の跳躍を余儀なくされます。
一番最後の一番大きな音なので、はずすわけにはいけません。
演奏会では一番の勝負どころですね。

(Op.39-No.9の最後の一撃は曲の構成上必要不可欠なものであり、決して場違いではない。)

調子にのって全部解説してしまいました。
この曲は難しいのですが、最高の名曲です。
極めたいものです。
なお、さっき弾いたら15分かかりました。
はじめのほうはテンポが正規なはずだから、そうとう時間を縮めなければいけない計算ですね。

大変です。
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コメント
この記事へのコメント
最後の一撃ってエスキスにも何曲かあるよね
2007/07/27 (金) 19:51:32 | URL | えなじ~ #-[ 編集]
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