詰まった!!
僕の窮屈な頭蓋骨の中身。
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漫画感想文その3
④福本伸行「アカギ 闇に降り立った天才」
まだ少年のアカギがずぶ濡れになって、雀荘に入って来たところから、この物語は始まる。
死を恐れず、むしろ向かい入れる精神で立ち向かうことによって、数々の有力なヤクザ達を倒していく。
彼は、どんなに勝利しようと、その勝ち金を溜め込むことは決してしない。常に不安定な立場で勝負の場に臨む。(福本伸行「天」参照)

命の代名詞ともいえる血液をかけた特殊麻雀、鷲巣麻雀においては、彼は、敵の鷲巣の脅しなどのあらゆる攻撃を軽く受け流し、相手巨大な資金力を削ることだけを考える。

現在、近代麻雀において連載中。
鷲巣麻雀は、物語の進行の遅さが際立っていて、一日がもっとも長い漫画として、ギネスに記録されたそうである。
たしかに、実際の麻雀では一巡するのに、20秒とかからないのが常であるが、この漫画では、一巡するのに1月かかることも2月かかることもある。
この物語引き伸ばしは、倒置法と比喩を盛り込むことによって成立している。
鷲巣麻雀は実際にやってみるとわかるが、卓上の情報量が多いため、手が遅くなるのは必然である。
そのため、実際の進行が遅れるのはわかるのだが、それにしても遅すぎ。
5回戦が終わって、鷲巣の残り資金が2300万あまりとなってしまい、これは点棒に換算すると2万3000点であって、親倍満とほぼ同程度である。
そのため、直撃で23000点分を削っていく、というのは簡単に予測がつく進行なのだが、それに何十話もかけてあかしていくのは、冗長である。
、、、とまあ、問題は山積みなのだが、むしろそれがネタになっているといえよう。
鷲巣は最終的には自分の血液を賭けるのではないか、とか、もっと隠し預金があるのではないか、とかいろいろな説があるが、鷲巣の資金が尽きるのに、あと20話(1年と10ヶ月)はかかるのではないか。

ちなみに、私は、低レート鷲巣麻雀で、181000点のトップを取られた経験がある。
その人は、鷲巣よりも豪運だといえよう。(実際に親三倍や親役満などもだした)



⑤高橋留美子「らんま1/2」
すちゃらかな親同士が勝手に決めた許婚である、乱馬とあかねがいろいろな事件に巻き込まれていく。
秀逸な設定として、乱馬は水をかけると、女性になってしまう。(お湯をかければ戻る)
そのため、温泉、プール、海など、水を題材にした物語が多い。

はじめは、乱馬と、その父親が水をかければ、変身する体質なのだが、途中で何人もそのような体質の人が出てきてしまい、あまり目立たなくなっている。

基本的には短編の物語で、1話~6話くらいの話で、ギャグや、格闘や、恋愛などのいろいろな方向性で展開していく。
全体の進行は非常にゆっくりで、たまに新しい登場人物が出てきたりする程度。

普通の作者ならば感動的に終わらせるような物語であっても、平然とギャグで終わらせるような場所もあり、作者の感性の特殊さ(それは同時にすばらしさでもある)がはっきりあらわれているといえよう。
全体の終わり方は中途半端だ、という意見が多くあり、賛否両論。

この漫画は、もしかしたら私が一番初めに出会ったものかも?
初めてであったのが小学校低学年~中学年の頃だったと記憶している。
恋愛要素は全く理解できていなかったので、ただ、格闘シーンは爽快だなぁ、とか、その程度にしか思ってなくて、キャラの本当の心理を読みとることはできなかった。

で、高校二年になってから、もう一度読んでみると、違った角度から見ることができて、その対比が自分ながらおもしろかった。
乱馬とあかねは、結局始めのほうから、素直になれないだけで、相思相愛だったということは、今にならなければ気づかなかった。

なお、主要キャラクターは全員変人なので、変人が普通に見えてしまい、普通の人が変人に見えてしまう。そんな基本設定がおかしい状況をうまくまとめる高橋留美子はさすがである。

⑥横山光輝「三国志」
全60巻に及ぶ壮大な作品。
主人公は前半は劉備玄徳(烈帝)、後半は諸葛亮孔明(蜀丞相)で、圧倒的に蜀よりに書かれている。

三国志演義を元に書いているので、正史とは多少ことなる部分がある。
曹操は、そこまで悪辣な人ではないし、孫権は実際にはそこまで人格が弱い人ではないのだが、とにかく劉備を完全な人物のように扱っているので、他の国の人の評価が下がってしまう。

物語は、登場人物をなるべく少なくし、説明を多くして、話をわかりやすいように書いている。
序盤の、群雄割拠の時代における、君主たちの生き生きとした様子、三国時代になってからの、国内部における薄黒い問題など、すばらしい描写である。
最後、諸葛亮が死に、後を姜維に任せたあとは、事実の羅列になっていて、明らかに、話を飛ばしている。
最後、蜀が降伏するときの姜維の様子は壮烈で、悲痛な終わり方となっている。(その直後、劉禅がすべてを台無しにしてしまうが)

私がこの漫画に初めてであったのは、小学校高学年のとき。
親の寝室に、手塚治虫の火の鳥と、三国志全巻が置いてあって、毎日のように読んでいた。
小学校時代、7周したのを覚えている。
敵が見事に策略にはまったときの快感は三国志特有のものであるといえよう。
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コメント
この記事へのコメント
点1とか麻雀じゃねぇよ
2007/09/12 (水) 23:51:24 | URL | も● #-[ 編集]
せめて点1とかレートじゃねえよと言って欲しい。
2007/09/13 (木) 19:53:30 | URL | 榎○ #-[ 編集]
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