詰まった!!
僕の窮屈な頭蓋骨の中身。
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ラーメン一杯の命
ええー、数日前に親から聞いた話。母親のほうです。

彼女は、今の夫とは違う人と、見合いをしたことがあるそうです。いや、これ自体は問題じゃない。

その人は、さる会社(猿会社ではない、念のため)の社長をしていたそうで、一回食事をおごってくれたそうです。

それが、ラーメン屋さんだったそうです。

彼女はひどく失望し、破談にしたそうです。

社長様は、何故振られたのかがわからず、(もはや結婚前提だったらしい)文句を言っていたそうですが、はたまた女心とはわからないものでございます。

ねえ、おいしいものを食べてなにが悪いんでしょうねえ、>社長


そんな話をするためにこの話を書いたのではない!

もし、社長がラーメンではなく、一級のレストランに連れて行ったら、社長と彼女が結婚していたのでしょうか?
そう考えると、恐ろしい気がします。

考えても見てください、自分という存在は、まさに母と父の唯一の関係においてしかありえないわけです。
女性の体から生まれてくるとはいえ、結局子供の遺伝子は二人の遺伝子を対等に分かち合っているのですから、もし母と父が出会わなければ、自分という存在は根っこから否定されます。
もし、自分という存在が必ずあるものだと仮定した場合、地球上の生物の数はだんだん増え続けていることによって否定されるでしょう。
また、いつかはすべての種が絶滅する(太陽が滅亡すればそこまで、もっと遠い話では、宇宙が静止すればそこまで)でしょう。
そのときには、自分の魂(と呼べるかどうかはわかりませんが)を受け入れる命(体)が無いのですから、自分の存在は否定されます。

また、これは死というものとも同じ想像ができます。
死んでしまえば、自分はこの世界から消滅する。もちろん、生きている人には死ぬことは想像できませんが、自分が脳で考えているという実感がある以上、死ねば自分は間違いなく消滅する。
それが、5感のすべてを失うということだとか、気絶しているときと同じような状態が永遠に続くのだとか、いろいろ想像はできますが、結局真実(が存在するかどうかさえわからないが)はわからないのです。

親の話に戻りましょう。
兄弟というのは不思議な関係です。同じ条件で生まれたにもかかわらず、人格は絶対に別々になっているのです。
一人っ子の人が、自分の絶対化を図ったとき、それは否定される可能性も持ちますが、さらに親が子供を生んだときのことを考えてください。
自分の絶対化とは、宇宙の中において、自分だけが唯一の観測者であって、他の人は自分の世界で動いているだけ、というような感覚です。誰でもそういう考えになったことはあると思います。
自分の絶対化を除いて、話しましょう。

兄弟というのは、年齢に1年以上は間があるものですから、自分というものを確立させることはできますが、双子の場合はどうでしょう。

とくに一卵性双生児を考えてください。
両方に違いはあるのでしょうか?
もしあるとすれば、精子の違いでしかありえません。
ただし、その二つの精子に含まれる情報は、書き誤りが無い限り、絶対に一緒であるはずです。
原子一個レベルまで同じとは言いませんが、人間を作るのに必要な除法としては全く同じ。
人間の細胞をつくる卵子まで同じ。
ここまで対称的な二人の人間が、何故同じ人格にならず、二人の人格を持ちうるのか?
やはり、そこには何かの違いがあるのでしょう。その差をXと呼ぶことにしましょう。

双子でなくても、理論的には、双子になる可能性は誰にでもあったはずです。
奇形などを除いても、一度に卵子に出会う可能性のある精子は何億といることでしょう。
もし、隣の精子が人間を形成しようとするとき、今の自分の人格はなかったのでしょうか?
もちろん、無かったはずです。
その隣の精子と今の自分を形成している精子が同時に卵子に出会った場合は、自分と同じ人格と他人ができあがるに間違いないのですから。

ここで、また脱線しますが人格形成の成り立ちを考えて見ましょう。
生物が生物になるときはいつか?
卵子も精子もそれ自体では生物ではない。二つが出会い、細胞分裂を始める瞬間、このときにもう生物になっているのでしょうか。
単細胞生物がいるように、この状態で生物と呼んで差し支えはありません。
しかし、人間の"魂を受け入れるだけの体"にはまだなっていない。
魂が受け入れられるのは、やはり、外部の情報を記録することができるようになってから、でしょう。
つまり、脳が形成されてからです。
そして、そのときにようやく外部の情報を"記憶"できるようになったときの過去の自分と今の自分は同じ生物でしょうか?
長い時間を経て、別の人格になってしまったのではないでしょうか?

―生――――――――今――――

ここで私は不思議な感覚に捕らわれました。今の自分は決して過去にもどることはできません。
あたりまえなのですが、それでは一瞬前の自分と今の自分では別の人間なのではないでしょうか。
しかし、それを考えるには時間が足り無さすぎる!
時間が止まって、間違いなく"今"の自分を実感しているときにしか、それを実感として捉えられないし、考えられない。
時間の進むなか、すでに起こっている事象を自分の人生の長い間のほんの少しの場所で考えればいいのですが、それが非常にやりにくいのです。
今の自分と少し前の自分を同じ人格だと"錯覚"もしくは"実感"させているのは、記憶です。
人は記憶なしでは自分を自分として保つことができません。私が散々使ってきた、「魂」とい単語は記憶を"複雑に"言い換えただけのものかもしれないのです。
また、記憶も絶対のものではなく、消去されたり、追記されたりすることがある。魂が記憶と同値であるのならば、魂は常に一定ではありません。
これは、「自分」を否定します。
今、"実感"している自分とは、今の記憶、過去のすべての記憶を含み、また、未来も起こりうるであろう記憶をすべて一体とした何かであるような感じがします。
それもまた自分の経験と予測によって破壊されるでしょう。
"今"の自分が記憶していない部分(必ずあるはずです)の"外見的な"自分を今再生できるとしたら(不可能なのが考えるのに厄介なところです)それを自分と知覚することは、やはりできないこともあるでしょう。
知覚できなくてもそれは自分かもしれませんが、そもそも自分とは感じている自身のことのようなニュアンスですから、自分ではない自分がいるという矛盾が出てしまうのです。
自分は、自分の記憶だけあるなら、"外見的な"自分の"多く(時間軸においての)"が自分でありません。
その自分でないところから、何故自分がうまれてしまうのか、自分はやはり過去によって生まれてきたのではなかったというわけにはいきません。
結局どうとっても逆説がでるのですが、自分の記憶が自分であるとしたときの話で、人間はすべてを記憶していて、普段使わないだけで、取り出そうと思えば(普通の思うではないが)取り出せるのだ、とすると、それはありえそうな気がします。
催眠術で、あらゆる回想ができる、などという話を聞きますが、つまり、それで全部覚えているということです。
もしそれが本当なら、母の胎内にいたときのことすらも思い出せるといいます。
つまり、胎内の自分はまさに自分です。
双子の人が催眠術を履行しても、兄弟のほうの記憶は回想できないでしょう。(できない・・・と思う)
ようやく話がもとにもどってきました。
つまり、双子の兄弟はやはり自分とは違う存在、さかのぼって、二つの精子はやはり違います。
X(人格の違いに関係する精子の違い)は存在した!
これによって、一人の男性の精子には、どの組み合わせをとってもXは存在するということになり、
もちろん卵子にもXと同じようなものが存在したとすると、

母と父が出会うことが予定調和だとしても、また自分ができる可能性は何兆分の1とかいうことになります。(また、ここで不確定性原理(宇宙の未来は絶対に予測できない)によって、これは確立の分数になりうる)卵子と精子が出会う時期はもちろんのこと、体勢によってまでそっくり自分が生まれてくるためになりえた、あまりにも完璧な偶然の受精が行われたのです。


この偶然の説明は人間原理でも用いないと無理です。
しかし、人間原理を用いると、それは反証ができなくなります。そこで思考はストップしてしまうのです。
非常に残念なことですが、ここまでで思考をストップするしかありません。

しかし、母と父がめぐりあった奇跡、その母と父を形成することができた奇跡、またその祖先すべてにおけるただひとつの糸をたぐって、西暦2000年近くになって、自分を形成した。
そのことは、計算すれば、10の何百乗とか、何千乗とか何万乗とかでさえもあらわせない確立になります。
この宇宙ができた可能性が10^500分の1であるという説はありますが、そんなのとはかけ離れた、まさに数学的数字の確立で、自分が形成されたのです。

このことはなんと神秘的で不思議なことでしょう。


ラーメン一杯の社長さん、あなたがもしラーメンではなくもっと高級なものをおごっていたら、それだけで私は形成されなかった。社長さんの行動は、今まで何億年もたどってきた、その細い確立の糸を切断することなくつないでくれた。

また、過去の人達すべてに感謝しなければなりません。
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